「道路工事中」の看板に対しての抗議と公開質問状 提出 名古屋市長宛


                                    2004年1月17日
名古屋市長 松原武久 様
                                                                       相生山の自然を守る会
                        名古屋市天白区天白町野並相生28-341(野田方)
                                  代表 近藤国夫                    

「道路工事中」の看板に対しての抗議と公開質問状

1月13日、名古屋市は工事予定地から800m離れた相生口に、以下のような「道路工事中」の看板を出しました。
道 路 工 事 中
工事名: 弥富相生山線街路構造工事、
工事場所:天白区菅田三丁目地内
期間:  平成15年12月23日から16年3月31日まで
施工:  共栄建設工業(805−1122)
連絡先: 天白土木(803−6644)

地域住民に対して、事前に何ら工事説明会も開くことなく、唐突に「道路工事中」との看板。
しかも、この弥富相生山線は、都市計画審議会で「3・5・79弥富相生山線の都市計画変更」について1月26日に審議予定の事柄であり、工事着工は許されません。また、天白地区環境審議会においても、住民の申立により、この都市計画道路(弥富相生山線)が継続審議になっています。地区環境審議会は名古屋市環境保護条例により市長の付属機関として設けられたものです。そこが継続審議としているにも関らず、「道路工事中」の看板を立てることは、市民の申立を無視するだけでなく、市長の付属機関をも無視していることに他なりません。

 ここに、「道路工事中」の看板の設置に対し抗議し、撤去を要請すると共に、下記の質問に対して市長の誠意ある回答を求めます。
                      記

1.地域住民に対して、工事説明会を何時開くべき とお考えですか? お答え下さい。
2.担当部署である緑政土木局道路建設課の説明によりますと、すでに「認可」されているので工事着工の看板は、「問題ない」としていますが、市長のお考えをお聞かせ下さい。
3.「問題ある・ない」とされるならば、その根拠(法的根拠を含め)をお示し下さい。
4.道路建設課の説明によりますと、今回の工事は、砂防法による仮設沈砂池の設置、工事用道路の造成等としていますが、沈砂池の設置基準とする諸条件の設定となる根拠(砂防法の申請)については、示そうとしません。「情報公開」で取って下さいとの返事であり、市民に対して全く、説明責任を果たしていません。市長こそは、誠意をもってその根拠をお示し下さい。

以上、4点について、都市計画審議会審議(1月26日)前の1月24日(土)までに、ご回答くださいますようお願い申し上げます。


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