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「弥富相生山線建設促進要望書」回覧による署名集めについての公開質問状
相生・山根・野並三学区において、区政協力委員長名で上記回覧がまわされたことは既にご承知のことと思います。このことを踏まえ、下記のことについて質問いたします。 1 名古屋市の委嘱を受け、住民の行政に関する意見を反映させる職務を担っている区政協力委員が一部の住民の声のみを取り上げることをどう思われますか。 2 私たち町内会員や自治会員は回覧板掲示板等は、信頼できるものと認めているからこそ、そこで呼びかけられたさまざまな行事に参加できるのです。今回の署名集めの方法は地域の築いてきた地域広報の信頼を失わせかねない不適切な方法ではないでしょうか。このことについてどう思われますか。 3 区政協力委員とは別組織である町内会、自治会の住民合意がなされないままその組織を使って署名回覧したことは、町内会、自治会を私物化していることに他なりません。このことについてどう思われますか。 4 区政協力委員が町内会、自治会の組織を使う時には、住民の承認がいることを住民に知らせる義務が地域振興課にはあると思いますが、今までどのように対処し、今後どのように対処されるおつもりですか。 5 地域の中で賛否両論あること、その中で道路建設要望書が回覧で回ることが踏絵のようになっております。事実このことは地域を混乱させております。このような事実に陥ったことに対し、区政協力委員にどのように対応していただけますか。 6 このような民主的でないやり方で集められた署名をどのように扱われる御予定でしょうか。 以上 上記質問について、8月31日までに文書にてご回答ください。 |
平成12年8月31日
「相生山の自然を守る会」代表 山田 和孝様 名古屋市長 松原 武久
「弥富相生山線建設促進要望書」回覧による
第一点目として、区政協力委員が一部の住民の声のみを取り上げることをどう思うか、また、署名をどのように扱う予定であるか、というご質問についてでございますが、区政協力委員は、市区政に係る情報を住民に伝達し、住民の市区政に関する意見を反映させるなど、住民の市区政への積極的な参加を期するために置かれており、その職務に関連して、要望活動やそれに伴う署名活動を行うことは差し支えないものと考えます。また、集められた署名簿が名古屋市に対して提出されれば、お受けする形になります。署名集めについての公開質問状について(回答) 次に、今回の回覧による署名集めの方法について、地域広報の信頼を失わせかねない不適切な方法ではないか、また、町内会、自治会の住民合意がなされないままその組織を使って署名回覧したことは、町内会、自治会の私物化ではないか、というご質問についてですが、町内会、自治会はあくまでも一定の地域内における住民の方々による自治組織であり、そこにお住まいの方の自主的な意思に基づき組織され、かつ自主的な活動を行う任意団体でございます。今回の署名を回覧するかどうかは当該町内会、自治会の裁量によるものと考えております。 また、区政協力委員が町内会、自治会の組織を使う時には、住民の承認がいることを住民に知らせる義務があり、その対処の方法はどうか、という件についてでございますが、区政協力委員が、町内会、自治会の組織を利用するかしないかは、委員の裁量によるものと考えます。 最後に、地域の中で賛否両論があり、その中で道路建設要望書が回覧されることが踏絵のようになっているとのことでございますが、本件は、要望の趣旨・理由を明示し、要望書の発起人として、趣旨に賛同する住民の方の署名もお願いしているもので、署名するか否かの選択は個人の意思に委ねられており、住民の意見を反映する一つの方策として認められる活動と考えます。 (市民経済局地域振興部地域振興課)
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