名古屋市長 松原武久 様 2002年11月15日 相生山の自然を守る会 名古屋市天白区天白町野並相生 28−341(野田方) 代表 近藤国夫 弥富相生山線道路建設予定地近傍の オオタカ営巣地及びオオタカ保護の要請 相生山緑地では2001年4月にオオタカが営巣をしました。巣立ちは確認をされませんで したが、営巣以前からオオタカが何度も目撃されていることや2002年になってもオオタカ の飛翔が継続的に認められています。 このことから、営巣地周辺は以前からオオタカの営巣地だった可態性があります。オオ タカは“絶滅の恐れのある種の保存法”に指定された種であることを鑑み、2001年営巣地 周辺は、今後も営巣可能域として慎重に保護をしてゆく必要があります。 巣は計画道路「弥富相生山線」建設予定地のすぐ近くであり、この道路建設及び供用に おけるオオタカへの影響は深刻なものと言えます。したがって以下の要請をします。 要請 1、オオタカの巣および周辺域をオオタカの潜在営巣可能域として保全を図ること。 2、オオタカ保護のための専門家会を設置し、オオタカ保護策の審議を行うこと。 3、オオタカ保護のための専門家会設置ついて、私達地元自然保護団体と意見交換の場を 持つこと。 参考資料(高岡立明氏提供) @オオタカの古巣写真(2002年10月撮影) Aオオタカ飛翔記録(2001年4月4日記録) 以上 尚、回答は11月26日までにお願いします 弥富相生山線道路建設予定地近傍のオオタカ営巣地及び オオタカ保護の要請について(回答) 平成14年11月15日付で要請のありました標記のことについては、次のように回答します。 弥富相生山線については、「環境に配慮した道づくり専門家会」(会長:林進岐阜大学教授) によって、(オオタカなど猛禽類も含めた)環境に対する技術上の助言・提言を受け、 自然環境に配慮した新しい整備手法及び施工計画の検討を行っているところです。 平成14年度においては、整備計画案をとりまとめ、樹木の移植などの準備工事に着手したいと 考えています。 今後とも、専門家会の助言・提言を受け、適切に対応していきたいと考えています。 (緑政土木局道路部道路建設課) |