名古屋市会土木交通委員会傍聴報告 昨年より多くの方々に署名いただいた「都計道路弥富相生山線の建設中止を求める請願書」を、さいとうまこと議員に紹介議員になってもらい6月23日市会 へ提出しました。そして7月24日の土木交通委員会で請願書の審議がありました。 委員会は、建設中止の請願に対して市側が道路の必要性、環境に配慮していることなどを説明し、市議12人の土木交通委員が質すというものです。 ただし、私たちは参加できず傍聴するのみです。議員からは「市内に残った貴重な自然を残すべきだ」「なぜ今作るのか」「住民合意がされてない」「螢など の長期調査をすべき」などの意見が出され、対して市からは「通常とは違うやり方で森を保存する」「最大限配慮する」「最低限の合意ができている」「螢は全 体にいるので一部いなくなってもだいじょうぶ」などと、抽象的で市民を馬鹿にした返答に終始していた。 にもかかわらず、委員会の結論は、 1 委員会として現地調査はしない。 2 この道路は渋滞緩和、ネットワークで必要。 3 緑地の保全に留意する。 よって請願は、共産党の委員2人が反対したが不採択! これで市議会は道路建設にお墨付きを与えたことになります。 与党委員のなかにも相生山や螢を見に来た人や、私たちと同じ考えの人も居ましたが、天白区の議員が反対していないから口出しできないとか、党の方針で決 まっている、など本質と違うところでこの問題の結論が決まるのはなさけない。 |
相
生自治会主催「弥富相生山線」住民説明会報告 8月7日(木) 相生山団地集会所 出席34名 相生学区内で初の道路計画住民説明会が行われた。 名古屋市緑政土木局道路建設課今井係長の説明に対し、住民の中から、 ・相生小学校、学童保育所への通学、通所の安全面での不安 ・住んでいる住民の実感として、車の渋滞は今でもある。道路ができて渋滞が緩和するとは思えない。シュミレーションは行ったのか。 ・久方交差点東の緑道「ひかりの小径」を通した時、何故わざわざ車道を狭めたのか、理解できない。 ・緑地内のヒメボタルへの影響を専門家は心配しているのに何故道路を通すのか。 ・緑区徳重方面への地下鉄の延長が決定している。道路計画を凍結し、地下鉄開通後に建設を考えてもいいのではないか。 等々、地元に住む者ならではの生々しい鋭い意見が出された。一人、「毎日軒下すれすれの山根学区内の狭い生活道路を通って気が引ける。道路建設は必 要。」と言う声があった。 ホタル専門家やその他学者の意見を否定するような回答や地元の実情を把握できていない名古屋市の認識不足を露呈した。そして山根学区の迷惑が解消される 保証もない上に、新たに起こりうる問題も考慮されないで見切り発車されようとしている道路計画説明会だった。 最後に「相生自治会はもっと早くこんな会をもって欲しかった。これからも住民説明会は開いて欲しい」という要望が出された。 |